優勝戦は徳増秀樹がキーポイントか?
「GⅢ第24回アサヒビールカップ」も今日が最終日。準優をクリアした6選手によって優勝戦が行われる。出場メンバーは全員がA1ランクの実力者で、興味深い顔ぶれになった。
《12R・優勝戦》…◎①石川真二 〇②熊谷直樹 ×③古場輝義 △④徳増秀樹 ⑤沖島広和 ⑥土屋智則
①石川真二 「準優は回ってから余裕があったし、出足、行き足と問題ない。スタート勘も掴めたし、インから逃げる」
②熊谷直樹 「序盤は伸び型だったけど今はバランスが取れている。チルト0の方が乗り心地がスムーズでいい感じ」
③古場輝義 「3日目にペラとリングをやったのが当たっている。全部の足が良く上位クラス。優勝戦は枠なりで行く」
④徳増秀樹 「足は石川さんの方が良かったけど乗り心地はボクのも良かった。コースは出たとこ勝負で展開を突く」
⑤沖島広和 「重かったのでペラを叩いたらマイすぎだったので止める方向で整備する。優勝戦は展開を突きたい」
⑥土屋智則 「ペラのアドバイスをもらってだいぶ良くなった。十分戦える足があるし、ダッシュSも見えている」
◆…節イチパワーを維持した石川真二は真の整備巧者!
最近3期の勝率は7.55→7.97→7.23と、軽く7点台をマークしている石川。アクア解説の立山一馬さんがつぶやいた。「3日目に強烈なピット離れを見せたけど、持ちペラの時ならともかく、オーナーペラになってあの芸当ができる選手はまずいない」と。「記念でもバリバリで通用するでしょう」と、感心していた。今回は良機を引いてある程度仕上がるのでは…と見ていたが、初日からずっと節イチパワーをキープしているのはさすがと言える。
「あとはインから逃げるだけです」、このコメントは実感として伝わってくる。②コースになりそうな熊谷も名うてのスタート巧者だし、全体的に早いタイミングで隊形が揃いそうな展開も後押ししてくれそうだ。問題は相手探しだが、ここ一発の勝負にめっぽう強いカドの徳増に期待したい。1⇒4流しはいわゆるスジ舟券になりそうだ。
絶対的に穴を狙うならその徳増のアタマか。というのも5月のオール大阪(松井繁が優勝)を挟んで野長瀬正孝→谷野練志と静岡勢が連続で優勝している。今回の徳増は追加配分だったが、そけだけに縁を感じる。4⇒1、4⇒2流しはそこそこの好配か。