優勝戦の展望と推奨舟券…
「第48回報知新聞社賞・ダイナミック敢闘旗、新鋭リーグ第5戦」も本日は6日目、優勝戦を迎えた。今節は新鋭戦らしく?転覆事故が11件、F、L(責任外)、妨害が1件ずつと、整備場、艇庫は殺気立っていた。特に地元期待の秦英悟が準優1枠でFを切ったのは非常に残念だった。
《12R・優勝戦》…◎①上野真之介 〇②佐藤翼 ③磯部誠 △④深谷知博 ×⑤和田兼輔 ⑥北山康介
①上野真之介 「準優は完全に差されていたけどBSの伸びが凄かった。天候に合わせてしっかり調整して行く」
②佐藤翼 「上野さんの伸びは凄いが出足は負けません。優勝を狙える足だと思っているので頑張りたい」
③磯部誠 「威張れる足ではありません。和田さんの方がいいですね。ただ、乗り心地だけは気に入っています」
④深谷知博 「初日あたりに比べるとターンで滑る感じも対応できている。今節はお客さんに迷惑を掛けたので頑張ります」
⑤和田兼輔 「足はいいです。秦選手とも変わらなかった。直前にスタート特訓があるのでそこでコースを見てください」
⑥北山康介 「行き足から伸びにかけてがいいです。大外になりそうだが、スタートは勘どおり行けてるしチャンスはある」
準優11R、上野は②コースの山田康二に完全に差されていたが、そこから猛烈に伸びた。その曳き波で山田はズルッと後退し、圏外に落ちた。今節は節イチパワーを武器に、ずっと攻めのレースを続けている。印象的だったのは2日目11Rだった。イン秦と、カド上野がともにコンマ07の鋭発。両者が艇団から抜け出し、イン秦に対して上野のまくり差しかと思わせたが、そこから強引にまくって行き、秦も抵抗して両者とも圏外になった。
「今はまくりの練習をしています」と、今節ただ一度の着外にも納得の表情を見せた。その気迫が中盤の5連勝を引き寄せた。そして得点トップ→準優1枠→優勝戦1枠とVロードまっしぐら。ここまで来ればメッカ住之江、新鋭リーグ戦初Vは決まったようなものだが、「皆さんにそう言われた時によく失敗をするんです。気持ちを引き締めて行きます」と、自分自身に喝を入れていた。
強敵は上野が本日のインタビューで語った、「黄色が嫌なんです(笑)」の和田か、それとも一番声を出していた佐藤か、あるいは「今節はずっとお客さんに迷惑を掛けっぱなしなので一矢報いたい」という深谷か。しかし、上野の展開(イン)とパワー差を考えると連争いになりそうな気がする。
本日の優勝戦は1⇒245の3連単6点で勝負してみたい。