優勝戦は1⇒4流しが本線か
本日は優勝戦が行われる。エンジン、ボートともに今節で廃棄処分にされるが、エース機と呼ばれた34号機(矢後)、山崎智也が賞金王を買った26号機(草場)が優出したのはいかにもフィナーレを飾るにふさわしいエピソードとなった。
《12R・優勝戦》…◎①大場敏 〇②矢後剛 △③田口節子 ×④山下和彦 ⑤上條信一 ⑥草場康幸
①大場敏 「前検は乗りづらかったが徐々に良くなり出足も来た。コンマ10ぐらいを目標に先に回ればチャンスある」
②矢後剛 「他の人が乗ればもっと出ると思うが、伸び切れるほどの足ではない。特徴はもうひとつピンとこない」
③田口節子 「全体的にバランスがいいが、特に出足と乗り心地がいい。この足なら優勝戦でも戦えると思う。」
④山下和彦 「ターン回りはいいけど、伸びは威張れるほどではない。準優でも矢後選手と変わりはなかった」
⑤上條信一 「伸び型で、エンジンが勝手に連れて行ってくれる。節イチだと思うし、ダッシュの方が良さそう」
⑥草場康幸 「まだリングが馴染んでいない。バランスが取れて水準くらいだと思うが、出て行くような足ではない」
◆…過去44Vも住之江の優勝がない大場敏!このチャンスをモノにする!
初日12Rドリーム戦、⑤コースから見せ場を作れず5着に終った大場。その時点では予選得点トップまで上昇するとは思わなかった。それは本人も感じていたことで、「特徴のない足」だった。したがって前半戦はさばき一本で凌いできたが、中盤から10号機の底力を引き出し、「乗りやすさが来たのが大きい。しっかりレースできるようになった」と、自信ありの表情。デビューして44回の優勝を飾っているが、まだ住之江の優勝はない。これほどの選手がメッカVコレクションを欠くのは不本意だろうし?このチャンスはしっかりモノにしたい。
矢後はエース34号機に、「やっぱり出ている」とのコメントだが、これは周囲へのリップサービスで、本音は『中堅上』ではないかと思う。ただ、今日は時間があり、潜伏パワーを引き出す可能性も十分と言える。10R発売中の中間スタート特訓に注目してみたい。
怖いのは女王田口か。前半は強い追い風にスタートを合わせるのに難儀していたが、水面コンディションが良くなるにつれレースも本来の切れ味が戻ってきた。特に準優で見せた③コースツケマイは記念級の迫力。今日も同ポジションからあの場面を再現するシーンはありそうだ。
カドの山下も軽視できない。自力駆けは難しいとしても、強力ターン足で展開を突く流れはありそうで、位置的に3連単ゾーンへ絡みそうな気がする。優勝戦の舟券は、1→4流しに124、134の押さえ6点でどうか?