鳳だんじり祭り警備
だんじり祭りというとすぐに思い浮かぶのは「岸和田」。しかし今回取材したのは岸和田のだんじり祭りよりも歴史が長く、400年続いているという堺市鳳地区のだんじり祭りです。
私が駅に到着したのは朝8時。スタッフの配置場所を探す時間はあると思っていたのに、電車を降りたらお囃子の音が響いています。あわてて後をついていくと・・・ヤマトのスタッフ発見。こちらは「南一番踏切」と呼ばれる場所です。
JRの職員さん、祭りの連合会の係の方と一緒に踏切前で、通行者とだんじりの誘導をしていました。次回の横断までの間にご挨拶。地車連合会の方も、20年間鳳駅でだんじりの踏切横断の誘導をされているJR職員の方も親切で、どこで写真を取ると良いかアドバイスをくださいました。
電車のダイヤを確認しながらJR職員の方がだんじりを通すタイミングを指示します。そのため遮断機があいていても危険な場合はだんじりは止め、一般の通行者のみを誘導。だんじりが通る時は事故防止のため、進行方向側の遮断機前で並んでいる人はわき道に移動してもらいます。こちらは「北一番踏切」。南よりも道の両脇の高い建物のせいか狭く感じます。踏切を通過すると、だんじりはまっすぐ商店街の中へ進んで行きます。見物人も「南一番踏切」より何倍も多く、写真撮影の場所を探すのに少し苦労しました。
どれだけ狭い道路をだんじりが通過していくか、わかりやすいのがこの写真です。警備スタッフもだんじりが通る時は脇へ移動するのですが、場所がないのでお店の軒に避難。
わき道が一つだけなので本当に逃げ場が少ないんです。
踏切近くのわき道は、時間によっては自転車と人であふれていました。
「北一番踏切」での業務風景です。見物人、通行人が多く、片側通行をお願いしていました。
だんじりが踏切を通行する時は、遮断機が上がるギリギリまで踏切の前で制止して、踏切が開きかけると脇へ飛び込み、だんじりが通り過ぎるとすぐに進んでくる次のだんじりを制止するため道路中央に移動。南の踏切よりもバタバタとした印象でした。
だんじりが通行していない時間の通行者整理の時に、車椅子の方や買い物カートを押すおばあちゃんが、線路にはまらないように手を貸したり、介助者の方と一緒に押したりする場面を見かけました。
激しく、強いイメージのお祭りの中で一時優しい気持ちになれました。長時間お疲れ様でした。
それでは本日はここまで。
以上生田がお伝えしました。